Knowledge 不動産売却の基礎知識

04 売却に関わる税金・諸経費

不動産の売却には、税金や諸経費がかかります。受け取る金額は、実際の売却価格から税金や諸経費を差し引いた金額になります。事前に知っておきたい、売却の費用についてご紹介します。

不動産会社に支払う仲介手数料: 不動産会社に支払う手数料です。売却価格によって計算法が定められています。通常であれば、［売却代金×3％＋6万円］×消費税がかかります。（※上限報酬）
ローンの残債額: 売却した不動産に対するローンの残債額。
登記費用: ローンが残っている時などの抵当権抹消登記費用、司法書士への報酬（手数料）がかかります。
譲渡税: 売却によって売却益が出た場合は、所得税・住民税がかかります。売却代金（譲渡収入）−［購入代金※減税償却要＋購入にかかった諸経費＋売却にかかった諸経費］＝譲渡所得
売買契約書に貼付する印紙代: 売買契約所や領収書に貼付する印紙代。
引越し費用: 住み替え・買い替えの場合は、売却物件からの引っ越しの費用も必要です。
その他費用: 土地や一戸建ての売買で、あらためて実測して売買する場合や境界が確定できない場合など、土地の測量が必要になる場合があり、測量費用が発生します。他にも、リフォームしてから売却するケース、古屋を解体して売却するケースなども費用もかかります。

国税庁の減税措置について

譲渡所得に対してかかる税率は、不動産の利用形態や所用期間によって違いがあり長期保有した場合の方が税率は低くなります。一定の用件を満たした居住用物件に関しては譲渡所得に対し、最高3,000万円まで特別控除や定率分離課税などの軽減税率適用があります。ほかに購入価格よりも売却価格が安くなった場合（譲渡損失が発生する場合）一定要件を満たせばその損失とほかの所得を損益通算できる場合があります。

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